進学から見えてきたもの

とても個人的なことで恐縮ですが、この春、わが家の長女と次女が高校と中学へダブルで進学いたしました。

あわただしい中で、世の中が見えるなあと感じたことがいくつかありました。

 

少子化

学校説明会などというものは、私が学生の頃はありませんでした。

今は、どの学校もPRに必死です。

ある高校へ講座のために伺ったときも、「お子さんがいらっしゃるのであれば、ぜひわが校へ!」という校長先生の熱い言葉がありました。

少子化という問題がここからも見えてきます。

 

格差社会

長女は、進学先を県立校か私立校にするか迷っていました。

そこで費用を計算させてみたところ、なんと私立校は県立校の3倍の費用がかかることが判明。

よければ県立校への進学をと話そうとした矢先、長女から「この私立、制服の校章が1,800円なんて信じられん。県立にする」という返事が……

正直ホッとしました。

受験費用もままならない状況で、都合で確実に合格できる高校をひとつに絞ったという話もあります。

格差社会ということばが頭をよぎりました。

 

ケイタイ依存症!?

長女も次女も、親サイド発案の親子参加のお別れ会がありました。

長女のお別れ会では、歓談しているのは親ばかり。

子どもたちは、買ってもらったばかりのケイタイで、メルアドの交換やら写真撮影やら。

それが一通り終わると、黙ってケイタイでゲームをやったりと、ただただ、ひたすらケイタイを触る……

見かねた親のひとりが、「おっちゃんは、君たちの将来が不安になってきた。10分だけケイタイを触らない時間を作ろう」と提案。

子どもたちは、歓談することもなく黙って10分過ぎるのを待っていました。

珍しいおもちゃが手放せないだけ?それとも……

 

家庭環境

長女の入学式。

いきなり、茶髪にジーンズ姿の生徒が入場。

???と思っていると、定時制の生徒さんたちでした。

いろんな事情があるのだろうなあと思いながら、その姿を見つめました。

ここでも格差社会ということばが頭をよぎりました。

また、以前、玉名市「町の保健室・イコイバ」のお金の学習会で出会った女性は、この高校の定時制の生徒でした。

学校に通いながら仕事をし、親の借金も返済していました。

その時に債務整理の話などもしましたが、「親はそういう話を受け入れるような状態ではない」という返事でした。

たぶん、本当の事だと思います。

ただこの女性は、自分がお金を返すことで、自分自身の存在を確認しているのも事実です。

アダルトチルドレン?家庭環境は、お金の問題に大きく関係しています。

2006年 5月 会報 第4号より