元気の出ることば

先日、東京のNPO「女性自立の会」の有田さんから連絡を受け、福岡県在住の女性と面談いたしました(その女性は、「女性自立の会」のHPを見て有田さんに電話をかけてきたそうです)。

 

母親の多重債務の問題に巻き込まれているその女性は、3時間かけて熊本までやってきました。

その女性の様子から、3時間かけても相談したかったという思いが痛いほど伝わってきました。

2時間ほどお話しをお聴きしたのですが、そのあとで様々な思いが押し寄せました。

もっとほかにお話しすることがあったのではないか・・・

本当に本人の気持ちを理解することができたのだろうか・・・

人を支援するってどんなことだろう・・・

そんなときに、あるコラムが目に留まりました。

 

 

人と人とは、ほんとうはわかりあえないと知る謙虚さがあって、

初めて互いに親切になれるんだと思う。

Only is not Lonely

みんなが本人として生きる

みんながほんとうは他人を理解しえないと知る

だからこそ親切は生まれる

糸井重里 ほぼ日刊糸井新聞 ダーリンコラムより

 

 

私は、このコラムの中の親切という言葉を支援や応援に置き換えて読んでみました。

またがんばっていこうという気持ちが湧いてきました。

 

「お金の学校くまもと」は、やりたいことがたくさんあります。

しかし、資金やマンパワーの問題等もあり、なかなか思ったように活動できない場合が多いのが悩みです。

そんなとき、この言葉が浮かびます。

 

したくない仕事しかこないんです。でも、運はそこにしかない。

萩本欽一

 

これからも、あせらず、くさらず、できることから少しずつ進んでいこうと思っています。

2005年 10月 会報 第2号より