こころのオアシスをめざして

こんにちは、徳村です。

消費者教育NPO法人お金の学校くまもとは、昨年5月に設立総会を行い9月に法人として誕生いたしました。

誕生はしたものの、「資金はない」「人手もない」おまけに「事務所もない」(資金がないのだからあたりまえなのですが)のないないづくしでこれまで進んでまいりました。

しかし、どうやらこうやらではありますが、夏休みこどもお金の教室や設立記念講演&パーティーを行ない、あらに今月になって念願の事務所をお借りすることができました。

これもみなさまの私どもの活動へのご理解・ご協力のおかげだと心より感謝いたしております。

 

お金の学校くまもとは、私が「多重債務者はどうあるべきか?」と悶々としていた時に出会った「クレジットカウンセリング 多重債務者の生活再建と消費者教育」(西村隆男著 東洋経済新報社)との運命の出会いから始まったと言えます。

この本に触発された私は、自分にできることから始めようと、消費者生活アドバイザーで同じ消費者生活センター相談員経験者の仲間4名と「クレジットカウンセリング研究会くまもと」を発足させました。平成13年のことです。

 

その後、多重債務者支援組織の活動を見学したり、研修会を重ねるうちに、私たちの目指す活動の姿が少しずつ見えてきました。

そして、その活動を円滑に、社会的信頼を得た組織として行うためには利潤追求や利益配分を行わず、自主的・自発的に活動し、営利を目的としないNPOという団体として活動することがベストだと判断しました。

そして、司法・行政・福祉・教育などの各分野から設立メンバーが集まり、消費者教育NPO法人お金の学校くまもとが生まれました。

 

今後の課題はまだまだ山積みです。

活動への信用をどう確保するのか?支援機関のネットワークをどう構築するのか?活動資金をどう捻出(これが一番頭が痛い問題かも)するのか?このほかにも、具体的な運営方法についてなど、これから取り組まねばならないことはたくさんありますが、まずは「私たちになにができるのか?」と仲間と一緒に考えたときの初心を忘れず、できることから少しずつ真摯に取り組むことから始めたいと考えています。

そして、それが全国的な多重債務者問題の未然防止活動や多重債務者支援の活動としてつながり、大きな大きなこころのオアシスができることを願っています。

 

お待たせしております会報1号は、桜が咲く頃にお届けする予定です。

もうしばらくお待ちください。

会報には、みなさまからのお声や情報も記載したいと考えております。

徳村へのメールをお待ちしております。

 

 

2005年 2月