『ジャニーズ(Johnny’s)』考

みなさん、『ジャニーズ』をご存じでしょうか。

1962年、俳優のあおい輝彦氏をメンバーとする4人組のアイドルグループ「ジャニーズ」が結成されました。

この「ジャニーズ」を排出した芸能プロダクションが『ジャニーズ』です。

『ジャニーズ』と言えば、ジャニーズ事務所の略称であり、ジャニーズ事務所所属タレントの総称でもあります。

派生語として美少年を指す「ジャニーズ系」という言葉もあります。

最近、なぜか突然にこの『ジャニーズ』の「嵐」というグループのファンになりました。

もう夢中です。

きっかけは、たまたま20%引になっていたコンサートのDVDを購入したことです。

「アイドルのライブなんて子どもだまし」くらいにしか思っていなかった私は、大きな衝撃を受けました。

歌も踊りも、どのくらい練習すればこんなにできるようになるのだろうと思うくらい、スゴイ!

 

一番感動したのは、常に観客に向かって手を振ったり笑顔を向けようとしているその姿勢です。

相手に喜んでもらうために自分たちのできることを精一杯やろうとしている姿は、言葉にできないくらい人のこころを震わせます。

元気を与えてくれます。

 

また、『ジャニーズ』のアイドルは、必ず「~させていただく」という話し方をします。

事務所の教育なのでしょうが、こういう言葉づかいもなかなかできないものだと思います。(仕事とはこういう姿勢で取り組むものなのだと改めて我が身を振り返ってみて、~させていただくという姿勢の不足と昼寝の時間の多さを反省しました)

 

人に活力を与える・ひとのこころに火をつける・人を燃えさせることを「 エナジャイズする(Energize)」と言うそうです。

エナジャイズなひととは、自らがエネルギーにあふれていることはもちろんのこと、周囲に活力を与えるためにはどのように自分の持つエネルギーを伝えればよいのかが分かっているひとだそうです。

『ジャニーズ』が歌や踊りや演技でエナジャイズするならば、わたしたちは、どうやってエナジャイズすればよいのでしょうか。

スペシャリストはある部分に精通しているひとであり、プロフェッショナルとは、「自ら考え、決断し、すべてに責任を負う(自律性)」、「自己の満足と顧客の利益のために品 質にこだわる(利他性)」、「社会的に認知された高度な専門技術・知識を持つ(専門性)」、「正義の質に責任を負う(倫理性)」を持ち合わせている人材のことを言うそうです。

『ジャニーズ』は、スペシャリストではなくプロフェッショナルの育成を目指しているのでしょう。

相談支援業務・サービスの人材育成をする ジャニーズ事務所があればなあと思います。

2009年 10月 会報 第15号より